ヤマあそび

山で遊ぶ、というか山に遊んでもらった記録をメインに

町石道 〜わずかに積雪〜

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今回のルート概要

南海高野線九度山駅を出発して、真田庵を横目に通り過ぎ、慈尊院から町石道に入ります。

慈尊院から丹生官省符神社へ上がる階段の脇に立っている百八十町石を皮切りに、壇上伽藍脇の一町石まで辿りながら、途中、三谷坂との合流分岐点である六本杉、丹生都比売神社から続く八丁坂との合流点の二ツ鳥居、神田地蔵堂、矢立茶屋などを経て、紺碧の空に朱が映える大門に至る山道と、高野山内を壇上伽藍までの合わせて約20kmの道のりです。

下りは不動坂を下って、極楽橋から南海高野線のお世話になります。

 

九度山駅

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歩道橋を渡って九度山の街へ。

朝方かなり冷えたようで、歩道橋の路面が凍っていました。ピンッと張り詰めた頬を斬るような冷たい朝の空気の中、出発です。

 

九和楽

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8時を少し過ぎたところですが、すでに営業中。

この辺りで柿の葉寿司といえば、九和楽。

朝早いうちであれば、通常は予約が必要なサケやシイタケの柿の葉寿司も予約なしで購入できます。

 

柿の葉寿司の写真を撮り損ねたのでAmazonから拝借(雰囲気が似ているものを選んだのですが九和楽のものではありません)

 

道の駅 柿の郷くどやま

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道の駅の隣にある防災広場の西端に案内板があります。

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町石道の案内パンフレット(ルート図)は道の駅の建物内にある観光案内所(営業時間9:00〜18:30)でも入手できますので、お持ちでない方は念のため入手しておかれることをオススメします。

 

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慈尊院へ向けて集落内の道を進む。

 

慈尊院

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弘法大師ゆかりのお寺。境内には大師の母公のお墓として建てられた御廟である弥勒堂。

平安時代の面影を今に伝えるこの弥勒堂は平成16年に世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

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さらに奥に丹生官省符神社へ続く階段。

高野七口押印帳の慈尊院のスタンプ箱は御廟向かい側の寺務所窓口に。

 

百八十町石

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階段の途中右手に百八十町石が立っています。

 

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丹生官省符神社のスタンプ箱は社務所の軒下に。

社務所脇(写真左端)の坂を下ったところに百七十九町石があります。

 

案内標識

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町石道では、ちょっとした分かれ道があるとその脇に案内標識があります。中には手描きのモノも。

初めての方でも、ルート図を片手に分かれ道を通り過ごさないように気をつけながら、あとは案内標識や町石を確認しつつ進むことで迷子にならずに大門まで辿りつけるはず…。

 

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これからこの山の中腹あたりへ向かいます。

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まずは竹林の中を進み、コンクリート舗装された道を進んでいると柿畑に。

 

分かれ道(その1)

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山の中腹あたりに到着です。

ここは左手の道へ進みます。

 

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紀の川が橋本の街を右へ左へと曲がりながら、縫うように流れて来ます。

 

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柿畑が終わり山の中へ入りました。

 

百五十町石

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ちょうど9:30。

九度山駅からおよそ1時間半です。

 

キツツキが木をココココッと突つく音。

立ち止まってあたりを探しましたがそれらしき影は見あたりませんでした。

 

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雪の名残り

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百三十八町石の向かいに雪の名残りが…。

 

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百三十七町石。雪の量が少し多くなったようです。

 

六本杉(分かれ道)

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雪が日陰一面にうっすらと。

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ちょうど9:57、九度山駅から2時間です。

 

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百二十九町石。

 

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雪が…別の意味で行く手を阻みます。

今シーズン初の雪なもんで、写真を撮るために立ち止まってばかりでなかなか前に進めません(笑)

 

分かれ道(左 上古沢駅2.5km)

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二ツ鳥居の展望台

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ちょうど10:30。少し休憩。

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天野の郷を一望。

 

二ツ鳥居

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10分ほど休んで出発しました。

案内板によると、二ツ鳥居は弘仁10年(819)5月3日に弘法大師によって建立された…当時は木製…。とのこと。

 

神田地蔵堂

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ゴルフ場を過ぎて視界が開けると神田。

地蔵堂の手前にスタンプの箱があります。

朝方とは打って変わって、春のようなポカポカ陽気です。

 

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立派なトイレが地蔵堂の下にあります。

トイレ休憩と少し早いですが日向ぼっこ兼昼ご飯休憩。

約1時間休んで11:50頃出発。ここではポカポカ陽気に誘われて思わぬ時間を過ごしてしまいました(笑)

 

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日向ぼっこですっかり春の気分でした…日陰には雪。油断禁物です。

 

九十町石

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12時。慈尊院から壇上伽藍までの中間地点です。

 

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少し高度が下がったのか?

ところどころヌカルミもあり苦労しましたが、一旦、雪とはオサラバのようです(涙)

 

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12:33。七十一町石。

 

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谷間の日陰には雪。

 

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左の崖下は道路。

もうすぐ矢立茶屋です。

 

矢立茶屋

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坂を下った先に矢立茶屋が見えてきました。

 

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振り返ると見える建物は公衆トイレです。

ここのトイレもいつもキレイに掃除されていて気持ちがいいです。

 

案内標識(分かれ道)

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矢立茶屋の手前にある道の脇に案内標識が立っています。

 

続きは後日。